桃邪気P


ドラマ仕立てのステージMAD。「隣に…」は悲しい曲だが、ここで描かれているのはPとアイドルの幸福な信頼の物語だ。凛として歌い上げるあずさはどこまでも美しく、それを見守るPの目線にも迷いが無い。
生放送中のアクシデント、という王道とも言える展開だが、確かな構成力で纏め上げ、ラストまで見る者をドラマの世界に引き込んで離さない。一瞬で現実に帰してくれるアウトロもいい。


「隣に…」の歌詞に寄り添ったPVではない。しかし「隣に…」を歌うあずさの美しさは唯一無二だ。それがこの作品が聖地と呼ばれる理由の一つであると思う。